副鼻腔炎から中耳炎になる原因とは?耳の痛みや閉塞感への正しい対処法
副鼻腔炎からの中耳炎を予防・再発防止するためには、日頃の鼻腔ケアと日常動作の見直しが効果を発揮します。中でも生理食塩水を用いた「鼻うがい(鼻洗浄)」は、鼻腔内の粘性分泌物や病原体を物理的に洗い流し、耳管開口部の炎症を鎮めるのに有効な手段です。
ただし、鼻うがいはやり方を誤るとかえって中耳炎を誘発するリスクがあるため、以下の正しい手順を徹底してください。
1. 体温と同程度のぬるま湯(36〜37℃前後)の生理食塩水(濃度0.9%)を使用する
真水は浸透圧の違いで粘膜を傷めるため絶対に使用せず、専用の洗浄液か適切に調合した食塩水を用います。
2. 「エー」と声を出しながらゆっくり注入する
声を出すことで軟口蓋が上がり、洗浄液が耳管や気道へ流れ込むのを防ぐことができます。洗浄液を無理に吸い込んだり、上を向いて流し込んではいけません。
3. 洗浄直後は絶対に強く鼻をかまない
鼻の中に残った洗浄液を排出しようと力任せに鼻をかむと、液が細菌とともに耳管へ圧入され、急性中耳炎の引き金になります。頭を軽く前に傾けて自然に液を垂らした後、片方ずつ優しく鼻息を吐き出す程度にとどめましょう。
また、日常生活において「両方の鼻を一度に力いっぱいかむ習慣」や「鼻をすする癖」は、中耳に強い陰圧や逆流圧をかけるため極めて危険です。鼻をかむ際は必ず「片方ずつ、口から息を吸って、ゆっくり優しくかむ」ことを徹底してください。
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