ピッチからバイオラボへ。元日本代表・鈴木啓太が腸内細菌研究で仕掛ける「コンディショニング革命」の最前線

ピッチからバイオラボへ。元日本代表・鈴木啓太が腸内細菌研究で仕掛ける「コンディショニング革命」の最前線に関する専門家の意見を分かりやすく解説いたします。

プロアスリートの引退後のキャリアといえば、指導者や解説者、あるいは飲食店経営などが一般的だった。だが、2015年にスパイクを脱いだ彼が選んだ道は、当時誰も予想しなかった「便の解析」という極めて特異な領域だった。きっかけはアテネ五輪予選のUAE遠征で起きた酷い下痢。チームメイトの多くが体重を激減させる中、日頃から腸のケアを意識していた彼だけが体調を崩さず乗り切った。この実体験が、彼の起業家精神の原点となっている。

ビジネスの立ち上げ当初、周囲の視線は決して温かいものばかりではなかった。「なぜ元代表選手が糞便の研究なのか」と揶揄されることも少なくなかったという。しかし、泥臭くフィールドを走り続けた粘り強さは、ビジネスの現場でも遺憾なく発揮された。自ら全国のスポーツ現場を回り、後輩アスリート一人ひとりに「検便」の協力を頭を下げてお願いしてまわった泥臭い努力の積み重ねが、他社には決して真似できない圧倒的なデータ資産となったのだ。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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