平成・令和を駆け抜けた都市伝説の原点「デスブログ」の真実:2026年、ネット文化論の視点から再考する東原亜希現象
この都市伝説の爆発的な拡大には、当時のインターネット構造が深く結びついている。2000年代後半は、個人が発信するブログ(Web2.0)が市民権を得た直後の時代だった。そして、それを追尾してネタとして拡散する巨大匿名掲示板や初期のまとめサイトが存在した。ユーザーたちは単なる読者ではなく、法則を発見してまとめWikiを編集する「参加者」へと変化していたのだ。
過剰な熱狂は一種の体感型ゲームと化していた。投稿の更新通知を監視するスクリプトを組む者まで現れた。個人が綴る何気ない日常が、何万人もの鋭い視線によって監視され、深読みされ、新たな恐怖のシナリオへと組み替えられていく。このサイクルは、現代のSNSにおける過激な炎上構造や拡散型デマのプロトタイプだったと言える。
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