実力派女優・西田尚美の静かなる革新――スクリーンの境界を越えて深化する表現者の現在地
彼女のキャリアを振り返る上で欠かせないのが、モデルからの華麗なる転身だ。『non-no』などの人気ファッション誌でトップモデルとして脚光を浴びた後、演技の世界へと足を踏み入れた。当時の映画界において、モデル出身者に対するステレオタイプな視線が存在したことは否定できない。
しかし、矢口史靖監督の映画『ひみつの花園』(1997年)での主演作は、そうした周囲の先入観を鮮やかに覆してみせた。お金に執着するヒロインをコミカルかつパワフルに演じ切り、第21回日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめとする数々の賞を受賞。スクリーンの中で弾けるような存在感を提示したこの作品は、彼女が本物の「俳優」として歩み出す決定的な一歩となった。
タグ:
https://aitraining.bnsf.com/kplcakkg/1114224/