走行距離課税はいつから?地方いじめと見送りの真相・2026年動向
この議論が持ち上がった際、SNSやネットニュースのコメント欄で圧倒的に目立ったのが「地方いじめ」「地方切り捨て」という悲痛な叫びだった。公共交通機関が網の目のように整備された大都市圏と、鉄道や路線バスの撤退が相次ぐ地方部とでは、自動車が持つ意味合いが根本から異なる。
地方部において、車は決して趣味の嗜好品でも贅沢品でもない。日々の買い物、通勤、子どもの学校行事、遠く離れた総合病院への通院など、命をつなぐライフラインそのものだ。1世帯に2台、3台の保有が当たり前であり、1台あたりの年間走行距離も1万5,000キロから2万キロを優に超えるケースが珍しくない。
一方、電車移動が基本の都心部住民であれば、自家用車の年間走行距離が数千キロ未満にとどまることも多い。走行距離課税が導入されれば、「公共投資の恩恵を受けられない地域の住人ほど、生きていくために重税を課される」という致命的な不公平が生まれる。この理不尽な構造こそが、「地方いじめ」という言葉を生み出した本質である。
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