昔のラジオが放った熱狂の真相|深夜放送伝説とラジカセ名機の記憶
当時のラジオ体験を語る上で外せないのが、少年たちの憧れだったメカニカルな受信機とカセットデッキの存在です。1970年代のBCL(海外短波放送受信)ブームを牽引したソニーの「スカイセンサー(ICF-5800)」やナショナルの「クーガ(RF-2200)」は、精緻なギヤ機構と周波数直読ダイアルを備え、メカ好きの心を鷲掴みにしました。
さらに、1970年代後半から1980年代には、ダブルカセットデッキやグラフィックイコライザーを搭載した昔のラジカセ名機が続々と登場します。ナショナルの「Mac」シリーズやソニーの「スタジオ1980」、パイオニアの「ランナウェイ」など、重厚なスピーカーから響くサウンドは音楽ファンのステータスシンボルでした。
雑誌の番組表を蛍光ペンでチェックし、流れる曲の頭が切れないよう息を潜めて録音ボタンを押した「エアチェック」の緊張感、テープの合間にふと耳に残った懐かしのラジオCMのジングルなど、ハードと体験が不可分に結びついていた点も当時の大きな特徴です。現在でも昭和レトロラジオ評判は高く、インテリアや骨董市、ネットオークションで高値取引される名機が少なくありません。
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