猫の体調が悪い時の寝方は?獣医師が警告する隠れたSosサイン
特定の病気は、猫の寝姿に顕著な特徴として現れます。シニア期を迎えた猫に多く見られる慢性腎臓病では、脱水症状や体内老廃物の蓄積による悪心(吐き気)から、水飲み場の近くで力なくうつ伏せになったまま動けなくなる光景がよく目撃されます。体を横にして寝る体力が奪われ、腹部を床につけたまま呼吸を繰り返すのが特徴的です。
さらに恐ろしいのは、進行が早く致死率も高い猫伝染性腹膜炎(FIP)などの腹膜炎です。腹水が溜まることで圧迫感と強い痛みが生じ、横に体を倒して寝ることが困難になります。その結果、お腹をかばうように不自然に上半身を起こしたまま固まるような寝方をとります。内臓への負担を少しでも減らそうと本能的に選んだ姿勢であり、命に関わる緊急事態の兆候です。
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