昭和・平成の暴走から令和の自省へ——「保毛尾田保毛男」騒動が遺したメディア倫理の現在地
一方で、過去の膨大なテレビ遺産をどう扱うかという新たな問題も浮上している。1980年代~90年代のバラエティ番組は、現代のコンプライアンス照準で見れば配慮に欠ける表現の宝庫だ。
配信サービスや再放送において、そうした映像を全面的に封印・削除する動きがある一方、「歴史的な資料として、適切な解説や注釈を付けた上で公開すべきだ」という議論も根強い。過去の過ちを単に闇に葬るのではなく、当時の社会的背景や差別構造を学ぶための教材として残すことの重要性も指摘されている。
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