43年間洞窟で生き抜いた加村一馬の実話!壮絶サバイバルと現在に迫る
長きにわたる潜伏生活に終止符が打たれたのは、2003年4月のことでした。茨城県内の自動販売機から現金を盗もうとした容疑で警察に身柄を確保されたのです。当時57歳になっていた加村氏は、長年の山中生活によって言葉をほとんど忘れかけており、当初は身元特定が極めて困難な状態でした。
警察の取り調べに対し、途切れ途切れの言葉で自らの生い立ちを語り始めたことで、43年前に13歳で失踪した少年であることが判明。すでに戸籍上は失踪宣告によって「死亡扱い」となっており、半世紀近く山中で生き延びていた事実は捜査員や社会に大きな衝撃を与えました。
保護された加村氏は、群馬県内の障害者自立支援施設「ぐんま希望の家」に身を寄せることになります。施設の温かい支援を受けながら、失われた言葉や社会常識を少しずつ取り戻し、長年のサバイバルで培った自然の知識を活かして農作業の指導員として勤務。57歳にして初めて人間社会の温もりに触れ、新たな生活をスタートさせました。
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