【単独インタビュー】マイク一本で時代を揺さぶる「語り芸」の真髄――山田雅人が見据えるエンタメの未来と、言葉の記憶
彼の語り芸は、伝統的な講談や落語とも、スポーツアナウンサーの実況とも決定的に異なる。既存の枠組みには収まらない。アナウンサーのように客観的な事実を打電しながらも、次の瞬間には選手本人の心情に深く没入し、葛藤や呼吸までも演じ分ける。この独特のスタイルは、彼のキャリアと無縁ではない。
若い頃からラジオパーソナリティとして培った「音だけで伝える技術」と、役者として磨いた表現力。その二つが融合した結果生まれたのが、この「かたり」という新たなアートフォームだ。誰かの真似ではない。己の身体と声だけを頼りに、ゼロから創り上げた表現の道である。だからこそ、その言葉には嘘がない。
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