伊勢と出雲の決定的な差とは?社号に秘められた社格の歴史と2026年最新の参拝トレンド
一方で「大社」は、地域を開拓し人々の暮らしを守ってきた国津神(くにつかみ)の頂点に立つ神社に与えられた称号である。元来、この社号が認められていたのは島根県の出雲大社のみであった。出雲大社に祀られる大国主大神(オオクニヌシノオオカミ)は、国譲り神話によって国土を天津神に譲り渡す代わりに、目に見えない「縁」や「神事」を司る存在となった。
平安時代や中世の文献においても「大社」といえば出雲大社を指すのが常識であった。今日では伏見稲荷大社や春日大社、諏訪大社など全国に複数の大社が存在するが、それらの多くは明治時代以降の神社等級制度(旧官国幣社制度)の中で、地域や信仰の規模に応じて正式に社号として昇格・定着したものである。
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