心電図でQrsが突然消える!ブロックドPacの見分け方と危険性
ブロックドPACの確定診断において最も重要なステップが、「先行するT波の形状変化」を捉える作業です。脱落したQRS波の直前にあるT波を、それ以前の正常な拍動のT波とじっくり比較照合します。
心房内で早期に生じた異所性P波(P'波)は、直前のT波とタイミングが重なりやすいため、T波の中に埋もれてしまいがちです。以下のような波形変化が見られる場合、T波の中にP'波が隠れているサインと判断できます。
・通常の拍動と比べてT波の頂点が尖っている(ノッチの形成)
・T波の下降脚や裾野に不自然なコブや隆起がある
・T波の振幅(高さ)だけが局所的に増大している
波形を一目見ただけで判断がつかない場合は、ディバイダー(心電図用コンパス)や紙の端を使って基本調律のP-P間隔を計測します。ポーズの直前に予期せぬタイミングで波形の歪みがあれば、それこそが隠れたP'波の動かぬ証拠です。心電図検定の読影試験でも定番の着眼点となっています。
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