パーマで髪が痛む本当の理由とは?チリチリ・パサパサの最新修復術

パーマで髪が痛む本当の理由とは?チリチリ・パサパサの最新修復術の疑問点について、分かりやすい解説を詳しくお届けします。

パーマによって毛髪が受けるダメージの正体は、物理的な摩擦ではなく薬剤による構造破壊と化学反応にあります。毛髪は主に「ケラチン」と呼ばれる強固なタンパク質で構成されており、その骨格を支えているのが「シスチン結合(S-S結合)」です。パーマは、この強固な結合を1剤(還元剤)で強制的に切断し、ロッドで形状を変えた後、2剤(酸化剤)で再結合させることでウェーブを記憶させます。

しかし、標準的なコールドパーマで傷む原因の詳細を追うと、薬剤を内部へ浸透させるために配合された「アルカリ剤」が大きな引き金になっていることが分かります。健康な髪は弱酸性(pH4.5〜5.5)に保たれていますが、アルカリに傾くと外側を保護するキューティクルが無理やり開かれます。この隙間から薬剤だけでなく、髪本来の保湿成分や間充物質(CMCやマトリックス)が大量に流出してしまうのです。

さらに、切断されたシスチン結合は2剤を用いても100%元通りに再結合するわけではありません。約10〜20%の結合が未結合のまま残留し、これが毛髪強度の低下や枝毛・切れ毛の直接的な引き金となります。これが、施術を繰り返すほどに髪のコシが失われ、スカスカとした乾燥毛になっていく決定的なメカニズムです。

前田 葵

前田 葵

サステナビリティ研究家

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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