伝説の幾何学ラインと尖鋭なビート—布袋寅泰が80年代の日本ロック界に与えた衝撃の真実【2026年再評価】
1981年、BOØWYの前身となる「暴威」を結成。新宿ロフトを拠点に繰り広げられた初期ライブの映像を振り返ると、そこには現在のスマートな大御所像とは異なる、生々しい危険な香りが横溢している。真っ黒な衣装にエッジの効いたメイク、ステージ狭しと暴れ回るアクションは、観客を惹きつけると同時に威圧した。
プレイスタイルも異端そのものだった。当時の日本のロック界は、技巧的な速弾きや長いギターソロを競い合う風潮が強かった。しかし、布袋が提示したのは「リフ」と「リズム」による空間の支配だ。刻み込まれるシャープなビートは、ボーカルの歌声を食うほどの主張を持ち、日本のロックにおけるギターの役割を根本から塗り替えてしまった。
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