1250年の伝統が動いた!裸祭りに女性が参加した理由と現在

1250年の伝統が動いた!裸祭りに女性が参加した理由と現在にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

愛知県稲沢市に鎮座する尾張大国霊神社(国府宮神社)で毎年旧暦正月に執り行われる国府宮はだか祭は、奈良時代の神護景雲元年(767年)に始まったと伝わる由緒ある神事です。数千人の男衆が「なおい笹」を担ぎ、神男(しんおとこ)に触れて厄を落とそうと激しくもみ合う光景は、日本屈指の熱気あふれる奇祭として広く知られてきました。

その歴史の中で、祭礼の場に女性が足を踏み入れることは長年タブー視されてきました。しかし、地元出身の女性たちで結成された「稲沢女性儺追(なおい)白友会」などの呼びかけにより、2026年に初めて公式な参加が実現。彼女たちが立ち上がった理由は、単なる権利主張やジェンダー平等のアピールではありませんでした。

「子どもの頃から間近で見て憧れてきた誇りある祭り。自分たちも地域の一員として、家族の健康や地域の安寧を直接祈りたい」。そう語る女性たちの根底にあったのは、郷土への深い愛着と敬神の念でした。少子高齢化によって各地で祭りの担い手不足が深刻化する中、神社側も伝統の根幹を守りつつ、時代の変化に即した柔軟な決断を下したのです。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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