ゴーヤに雄花ばかり咲く理由は?雌花の見分け方と確実に実をつける受粉術

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栽培初期に「雄花ばかり咲いて実がつかない…」と頭を抱える方は非常に多いですが、実はこれは植物としての正常な初期生育プロセスです。異常事態だと焦る必要はありません。

ゴーヤが最初に雄花ばかりを連続して咲かせるのには、主に以下の3つの明確な理由があります。

第1に、受粉媒介者であるハチなどの昆虫を呼び寄せるためのアピールです。株全体に花を咲かせて目立たせ、昆虫の飛行ルートに登録させてから大切な雌花を咲かせるという生存戦略をとっています。全期間を通じた雄花と雌花の発生割合は、およそ10対1から20対1と圧倒的に雄花が多くなるのが自然の摂理です。

第2に、つるの性質による違いです。ゴーヤのメインの幹である「親づる」には雄花がつきやすく、親づるから枝分かれした「子づる」や「孫づる」に雌花が集中してつくという強い遺伝的性質を持っています。つるを真っ直ぐ一本だけ伸ばし続けていると、いつまでも雄花ばかりが咲く状態が続いてしまいます。

第3に、肥料成分(特に窒素分)の過剰による「つるボケ」です。葉や茎を茂らせる窒素肥料が多すぎると、株自体が「実(種子)を残さなくても枝葉を伸ばせば生き残れる」と判断し、雌花の分化を後回しにしてしまいます。葉が濃い暗緑色になり異常に生い茂っている場合は、栄養生長に偏りすぎているサインです。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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