なぜ副鼻腔炎と中耳炎は併発する?耳の閉塞感や痛みの原因と最新治療法
副鼻腔炎と中耳炎の併発は全年齢で見られますが、小児と成人ではその発症機序と重症化リスクに明確な違いが存在します。
乳幼児や学童期の子どもの場合、耳管が大人に比べて「短く、太く、水平に近い角度」で走っています。この構造的特徴により、鼻水に含まれる病原体が中耳へ容易に流れ込み、風邪や副鼻腔炎から一気に中耳炎へと進行します。子どもが耳を頻繁にいじったり、呼びかけに対する反応が鈍くなったりした際は、鼻の症状とあわせて速やかな診察が必要です。
一方、大人の発症で近年特に警戒されているのが、アレルギー性炎症を基盤とする「好酸球性副鼻腔炎」および「好酸球性中耳炎」です。気管支喘息を合併している成人患者に多く見られ、鼻茸(鼻ポリープ)の多発や、にかわ状の極めて粘稠な分泌物が中耳に溜まる難治性の経過をたどります。一般的な抗菌薬が効きにくく、放置すると急速に感音難聴へと進行する危険があるため、指定難病にも認定されている専門的な治療プロトコルが必要です。
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