【2026年最新ルポ】「本体より豪華」はどこまで行く? 完売続出の出版業界で起きている“逆転現象”と消費者の本音
一方で、出版関係者が口を揃えて漏らす複雑な胸中もある。購入者の相当数が、誌面を一ページもめくらずに廃棄したり、未開封のままフリマアプリに出品したりしているという事実だ。
ある大手出版社の元編集者は打ち明ける。「誌面作りに何ヶ月もかけて取材を重ねても、SNSで話題になるのは99%が付録の開封動画。本末転倒という葛藤はずっとあります。しかし、付録なしでは初版部数を維持できないのが今の現実です」。
雑誌は「読むメディア」から、「モノを包むパッケージ」へとその定義を変えつつある。情報そのものはSNSやウェブメディアで即座に消費される時代だからこそ、手元に残る実体の価値が相対的に高まっているのだ。
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