実家の窓に眠る昭和レトロガラス!あの模様の正式名称と見分け方

実家の窓に眠る昭和レトロガラス!あの模様の正式名称と見分け方に関する専門家の意見を詳しく解説いたします。

1960年代から1970年代にかけて、日本の板ガラス製造業は未曾有の黄金期を迎えていた。当時の住宅は木造の平屋や長屋が多く、隣家との距離が極めて近かった。そこで求められたのが、「外からの視線を遮りつつ、室内に自然光をたっぷり採り入れる」という機能性である。

この需要に応えるべく、AGC株式会社(旧・旭硝子)、日本板硝子株式会社、セントラル硝子株式会社の三大メーカーが激しい意匠開発競争を繰り広げた。各社は毎年のように新作パターンを発表。専属のデザイナーたちが手描きで図案を起こし、彫刻職人がローラーに一刀一刀命を吹き込んだ。その結果、わずか20年足らずの間に100種類を優に超える独自の模様が世に放たれたのだ。

だが、その黄金期は突然の終焉を迎える。平坦で視認性の高いフロート板ガラス技術の普及と、住宅サッシのアルミ化・ペアガラス化。フラットですっきりとしたモダンデザインが好まれる時代の変化とともに、型板ガラスのローラーは次々と廃棄され、国内での製造ラインは完全に途絶えることとなった。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

タグ: https://aitraining.bnsf.com/exxdlezt/8758452/