「和を以て貴しとなす」の正しい読み方と聖徳太子が込めた真の意図

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飛鳥時代の604年、推古天皇のもとで摂政を務めた聖徳太子が制定したとされるのが『十七条憲法』だ。その第一条の冒頭に掲げられたのが、まさにこの言葉である。当時の日本は、有力豪族同士の血生臭い勢力争いが絶えない混乱期にあった。

太子の真の狙いは、単なる「事なかれ主義」の推奨ではない。議論を避けずに徹底して話し合い、互いの立場を尊重しながら合意を形成する構造を作り出すことだった。権力による同調圧力ではなく、理知的な対話によって国家をまとめること——それこそが、推古朝の政治改革における最大のテーマだったのだ。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

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