「目ん玉飛び出る」の語源と医学的真相!噂の真偽や正しい使い方を解説
長年インターネット上でまことしやかに語られてきたのが、「目を開けたまま激しいくしゃみをすると、風圧で眼球が飛び出る」という噂です。子どもの頃に周囲から聞かされて不安になった経験を持つ人もいるかもしれませんが、結論から言えばこれは医学的根拠のない完全な迷信です。
人間の眼球は、頭蓋骨のくぼみである「眼窩(がんか)」の中に収まっており、周囲は強靭な6本の外眼筋、視神経、テノン嚢と呼ばれる分厚い結合組織、そして眼窩脂肪によって全方位からガッチリと固定されています。
くしゃみをした際に発生する呼気圧は、気道や口腔、鼻腔を通過して体外へ放出されます。鼻腔と眼窩の間には骨の壁が存在しており、くしゃみの圧力が眼球の裏側に直接かかって外へ押し出す構造にはなっていません。くしゃみをする際に人間が無意識に目を閉じるのは、眼圧の上昇を防ぐためではなく、異物の混入を防ぐための原始的な生体防御反射です。
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