質屋を「ひちや」と呼ぶ理由は?審査なし即日融資の仕組みと最新相場
質屋を利用する上で必ず把握しておかなければならないのが、「質料(しちりょう)」と呼ばれる利息・保管料のシステムです。貸金業法の金利上限(年利15〜20%)とは異なり、質屋営業法では品物の厳重な保管・管理コスト(防犯設備や温湿度管理)が含まれるため、法律上の上限金利が「月利9%(実質年率108%)」まで認められています。
実際には大手質店や現代の店舗では競争原理が働き、融資額に応じて月利1.0%〜3.0%程度に設定されているケースが主流です。ただし、借入期間が長引くほど質料の負担は重くなるため、基本的には1〜3ヶ月程度の短期融資を前提に活用するのがセオリーです。
質預かりの保管期限は原則として「3ヶ月」です。この期限内に元金と質料を支払えば品物は手元に戻ります。もし期限までに返済が間に合わない場合でも、質料だけを支払うことで預かり期間を延長(利上げ)することが可能です。
万が一、返済も延長も行わずに期限を過ぎた場合は「質流れ(しちながれ)」となり、品物の所有権が店側に移ります。しかし、質屋には「返済義務がない」「督促や取り立てが一切来ない」「信用情報に傷がつかない」という大きなメリットがあります。担保を手放すだけで借金は完全にチャラになり、後腐れのない清算ができる点は、消費者金融にはない質預かりならではのリスク回避構造と言えます。
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