アーユルヴェーダは日本人に合わない?逆効果を生む体質差と新常識
メディアやSNSで拡散される「万人に効くアーユルヴェーダ習慣」を鵜呑みにすることは危険だ。ヴァータ(風)、ピッタ(火)、カパ(水)の3つのエネルギーバランス(ドーシャ)は、個々人の生まれつきの性質(プラクリティ)だけでなく、日々のストレスや食事によって刻一刻と変動する。ピッタ(火)が過剰になっている人が血流改善を狙って生姜白湯を大量に飲めば、胃痛やイライラ、口内炎が悪化するのは当然の反応といえる。
高名な指導者ヴァサント・ラッド(Vasant Lad)師は、西洋をはじめとする異文化圏へ教えを広める際、体質判断の厳密さと個別処方の重要性を説き続けた。西洋医学を補う補完代替医療(Complementary and Alternative Medicine)として活用するためには、自己流の思い込みを捨て、現時点のアンバランス(ヴィクリティ)を正確に見極めなければならない。流行のギー(澄ましバター)や白湯も、カパ(水)体質で消化力が落ちている時期にはむくみや体重増加の引き金となる。
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