美輪明宏が明かす『もののけ姫』モロの君誕生秘話と宮崎駿の執念
『もののけ姫』は、室町時代の日本を舞台にした時代劇アニメでありながら、人間のエゴと自然破壊の相克を描くグローバルなテーマ性を持っていた。東宝の興行収入記録を塗り替え、日本映画界の歴史を塗り替えた本作は、海外でも絶大な評価を受けた。
モロの君とアシタカ、そしてサンの関係性は、従来の勧善懲悪とは一線を画す。美輪が演じるモロの君の言葉は、人間を単に悪として排斥するのではなく、生きるための業(ごう)を突きつける。この深遠なドラマ性こそが、海外のアニメーションファンや批評家たちを唸らせた要因であり、日本のアニメが単なるエンターテインメントから世界的な芸術へと昇華した瞬間でもあった。
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