現場の事故ゼロを実現する医療安全標語!心に刺さる作成の極意

現場の事故ゼロを実現する医療安全標語!心に刺さる作成の極意の見逃せないポイントをわかりやすく整理しました。

心に残り、咄嗟の行動を制御するスローガンには明確な共通点がある。それは、厚生労働省が策定する医療安全の基本方針に沿いつつ、日々のヒヤリ・ハットから吸い上げた「現場の痛み」をダイレクトに言語化している点だ。インシデント・アクシデントレポートの山に眠る失敗の予兆をすくい上げ、具体的な動作へと落とし込むプロセスが欠かせない。

標語を実効性の高い行動指針へと昇華させるための要点は、以下の3点に集約される。

1つ目は「動詞から始める具体性」だ。「指差し呼称の徹底」と書くのではなく、「フルネーム、名乗ってもらい、腕を見る」といった身体動作を規定する。2つ目は「五七五のリズムと押韻」。人間の記憶はリズム感のある短いフレーズに強く反応する。3つ目は「否定形ではなく肯定形」で書くことだ。「忘れるな」「間違えるな」という禁止令はプレッシャーを強めるが、「手袋外して、すぐ手指消毒」のように行動をポジティブに指定する言葉は迷いを消す。トップダウンの一方通行ではなく、スタッフ自らがインシデント事例を持ち寄って創り上げるプロセスそのものが、当事者意識を呼び覚ます。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

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