熱中症で耳鳴りやめまい?脱水と血圧低下が招く重症化サインと対処法

熱中症で耳鳴りやめまい?脱水と血圧低下が招く重症化サインと対処法について詳しく解説いたします。専門家の見解をチェックしてください。

高温多湿の環境下で体に熱がこもると、体温を下げるために血管が拡張し、大量の汗が排出されます。このとき、熱中症の耳鳴りが発生する最大の原因となるのが、急激な「脱水」とそれに伴う「循環血液量の減少」です。

体内の水分と塩分が失われると、血液全体の量が減少し、熱中症による血圧低下を引き起こします。血圧が下がると、心臓から遠い部位や微細な血管が集まる組織への血流が真っ先に滞ります。音を感じ取る器官である内耳の「蝸牛(かぎゅう)」や聴神経は、非常に細い血管によって酸素や栄養を供給されているため、血流低下の影響を極めて敏感に受けてしまいます。その結果、音の信号処理にエラーが生じ、耳鳴りや耳が詰まったような耳の閉塞感として知覚されるのです。

さらに見逃せないのが、自律神経の乱れです。体温調節のために交感神経と副交感神経がフル稼働して疲弊すると、自律神経のバランスが崩壊します。自律神経は血管の収縮・拡張をコントロールしているため、機能不全に陥ることで内耳の血流障害が一段と悪化し、不快な耳鳴りが増幅する悪循環に陥ります。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

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