愛犬の便かららせん菌?下痢・血便の原因と人への感染や治療法を解説
「軽度の軟便なら自然治癒するのではないか」と様子を見たくなる飼い主もいますが、自己判断による放置は避けるべきです。成犬で体力が充実していれば自力で菌数を抑え込めるケースもゼロではありませんが、下痢が長期化すると腸粘膜が傷つき、慢性腸炎へ移行したり二次感染を招いたりします。
動物病院での治療は、症状と菌の種類に応じた適切な投薬治療が中心です。代表的な治療薬として、抗原虫・抗菌作用を持つ抗生物質フラジール(一般名:メトロニダゾール)や、マクロライド系抗菌薬(エリスロマイシンやタイロシン等)が広く処方されます。これらに整腸剤や皮下点滴を組み合わせ、腸内環境を整えつつ脱水を防ぎます。
治療を開始してからの完治期間の目安はおよそ1〜2週間です。投薬を始めると数日で便の状態が改善することが多いものの、菌を完全にコントロールしきる前に投薬を自己中断すると、生き残った菌が再び増殖してぶり返す原因になります。獣医師から指示された日数は確実に薬を飲み切ることが不可欠です。
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