梅毒抗体は一生消えない?完治後も陽性が続く理由と再感染の真実
「抗体が一生残るなら、もう二度と梅毒にはかからないのでは?」と誤解する人がいますが、これは極めて危険な思い込みです。風疹や麻疹のように一度かかれば二度とかからない「終生免疫」は、梅毒には成立しません。
TP抗体が体内に存在していても、新たに梅毒トレポネーマが侵入してきた場合、その感染を防御する力はほとんどありません。そのため、治癒後であっても無防備な性交渉を行えば、何度でも梅毒治療後の再感染を起こします。
再感染が起きた場合、すでにTP抗体は陽性のままであるため、診断は「RPR抗体価の急激な再上昇(以前の基準値から4倍以上の増加)」によって確認されます。自分ひとりが治療を終えて完治しても、パートナーが未治療のままであれば「ピンポン感染」を繰り返すことになります。再感染を防ぐためには、パートナーと同時に検査・治療を受けることが不可欠です。
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