黒田官兵衛の家紋に秘められた真実|藤巴と黒餅の由来と感動秘話
黒田家の家紋の歴史を語る上で、もう一人の天才軍師・竹中半兵衛の存在を決して見落とすことはできません。
官兵衛が有岡城に幽閉された際、織田信長は「官兵衛が村重側に寝返った」と激怒し、人質として預かっていた官兵衛の嫡男・松寿丸(後の黒田長政)の処刑を命じました。この絶対絶命の危機を救ったのが半兵衛でした。
半兵衛は信長の命令に従うふりをしながら機転を利かせ、松寿丸を自身の居城(美濃国・菩提山城)近くに密かに匿い通したのです。後に救出された官兵衛が真実を知ったとき、半兵衛はすでに病没していましたが、官兵衛はその恩義に涙し、竹中家の家紋である「笹竜胆(ささりんどう)」を黒田家で深く敬ったと伝えられています。
もし半兵衛の命を懸けた機転がなければ長政は命を落とし、福岡藩52万石も、後世に伝わる「黒田藤巴」の継承も存在し得ませんでした。軍師同士の固い絆が、黒田家の血統と家紋を守り抜いたのです。
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