京都発祥の黒七味とは?普通の七味との違いや原了郭の伝統製法を徹底解説
黒七味とは、京都・祇園の老舗「原了郭(はらりょうかく)」を代表とする、濃い黒褐色をした七味唐辛子です。一般的な「赤七味」が赤唐辛子の鮮烈な辛味を前面に押し出しているのに対し、黒七味は豊かな香りと重厚なコク、後引く山椒の痺れを極限まで引き立てている点に決定的な違いがあります。
最大の特徴である独特の黒い色合いは、着色料によるものではありません。焙煎した白胡麻や唐辛子、山椒などの素材を合わせ、職人が手作業で丹念に揉み込むことで、胡麻の油分が全体に行き渡り、しっとりとした深い褐色へと変化します。口に含んだ瞬間に広がる香ばしさと、時間差で訪れる上品な辛味が、料理の輪郭を美しく際立たせます。
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