日本舞踊・藤間流の全貌|宗家と勘右衛門派の違い・名取費用と評判解説

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藤間流を調べる上で多くの人が直面するのが、「宗家」と「勘右衛門派」という2つの大きな系統の存在です。同じ藤間流を名乗りながらも、組織や家元、芸脈の継承において明確な区分が存在します。

藤間流宗家は、初代勘兵衛から続く名跡を継承し、代々「藤間勘十郎」が家元を務めています。宗家は歌舞伎の名門・高麗屋(松本幸四郎家)と血縁・芸脈ともに極めて深い関係にあり、七代目松本幸四郎が八世藤間勘十郎(三世藤間勘祖)を兼ねるなど、歌舞伎界の舞踊技巧を牽引してきました。当代の八世藤間勘十郎氏は、歌舞伎公演の振付はもちろん、新作歌舞伎や異ジャンルとのコラボレーション舞台の演出・振付でも現代最高峰の評価を受けています。

一方、分派として誕生しながら流派随一の会員規模を誇るのが藤間流勘右衛門派です。文化年間に初代藤間勘兵衛の高弟であった初代藤間勘右衛門が興し、その後、名優として名高い二代目尾上松緑(二世藤間勘右衛門)らが芸を深化させました。現在は四代目尾上松緑丈が家元(藤間勘右衛門)を継承しており、音羽屋系の力強い芸風とともに、全国に多数の師範・門弟を擁しています。

両派の違いを端的に言えば、宗家(勘十郎家)は作品制作・演出振付の総本山としての機能と高麗屋との強固な絆を持ち、勘右衛門派は尾上松緑家を旗頭に大規模な門弟組織と骨太な芸の伝承を担っています。どちらが優れているという関係ではなく、両輪として現代の日本舞踊界をリードしています。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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