ノンアルコールで検挙?呼気検査の盲点とドライバーが知るべき真実
では、「完全0.00%」を飲んだにもかかわらず、検問の場でチェッカーが警告音を鳴らすケースはあるのだろうか。現場の交通捜査課関係者が明かすのは、「口腔内残留」という物理的な現象だ。
最新の高精度なアルコール検知器は、燃料電池式や半導体ガスセンサーを用いて極めて微細なガス分子を捉える。ノンアルコール飲料に含まれる香料、酵母エキス、微細な発酵由来の揮発成分、あるいは炭酸ガスと口腔内細菌の反応によって、飲んだ直後の数分間に限り、センサーがごくわずかに反応を示す事象が報告されている。
さらに、直前に食べたパン酵母や口臭清涼剤、マウスウォッシュが検知器を誤作動させるケースも珍しくない。もちろんこれは体内にアルコールが吸収されたわけではないため、水で口をすすぎ、10分〜15分ほど経過してから再検査を行えば数値は完全にゼロへと戻る。しかし、無用な現場の混乱や長時間の事情聴取を避けるためには、この「口残り」のタイムラグを認識しておく必要がある。
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