【現地ルポ】変貌するオフィス街の胃袋とワークスペース――「ガスト 堺 筋 本町 店」に見る2026年都市型ファミレスの現在地
平日の午前8時前、店内に足を踏み入れると、一人客を中心とした静かな熱気が広がっている。かつてのファミレスに多く見られた大型の4人掛けボックス席の合間には、プライバシーに配慮した仕切り付きのカウンター席や、コンパクトな2人掛けテーブルが機能的に配置されている。ほぼ全ての席に電源コンセントが完備されており、出社前のメールチェックや急なオンライン作業に対応する光景は、もはや堺筋本町における朝の日常風景だ。
「カフェだと混雑していて席を探すのが大変ですが、ここはスペースが広くて落ち着ける。ドリンクバーで長時間の作業も苦になりません」と、近くのIT企業に勤める30代のエンジニアは語る。都市部の不動産価格高騰によりオフィス縮小を進める企業が増えたことも、こうした外食チェーンの「コワーキングスペース化」を後押ししている。
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