なぜ固い?シンカンセンスゴイカタイアイスの謎と現在の買い方を徹底解剖
多くの乗客が一度は経験する「スプーンが微動だにしない」という事態。この現象は決して偶然の産物ではなく、開発陣の徹底した品質へのこだわりが生み出した必然の結果です。製造を手がけるスジャータめいらくグループが追求したのは、プレミアムアイスとしての圧倒的な濃厚さと滑らかな口どけでした。
一般的な市販アイスクリームは、口当たりを柔らかくするために約50%以上の空気を含ませて製造されます。この空気の混合比率を業界用語で「オーバーラン」と呼びますが、スジャータスーパープレミアムアイスはこのオーバーランを限界近くまで抑え、わずか約15%前後という極めて緻密な密度で充填されているのです。さらに乳脂肪分15.5%という濃厚なミルク分が隙間なく凝縮されているため、内部にスプーンを差し込む隙間が存在しません。
そこに拍車をかけていたのが車内保管の環境です。新幹線の車内販売を担当していたジェイアール東海パッセンジャーズ(現:JR東海リテイリング・プラス)などの運行現場では、乗車中にアイスが溶けて風味を損なう事態を徹底して避けるため、ワゴン内の保冷ボックスに大量のドライアイスを投入していました。マイナス50度〜マイナス60度近い超低温でカチカチに締め上げられた高密度のアイスは、まさに岩石のような硬度をまとって乗客の手元へと届けられていたのです。
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