耳介軟骨移植の10年後はどうなる?吸収・変形の噂と失敗しない全知識
長期経過の中で「手術を受けなければよかった」と後悔する方には、どのような共通点があるのでしょうか。臨床の現場で多く見られる耳介軟骨移植の後悔理由には、次のようなものが挙げられます。
・「10年経って鼻先が少し丸くなり、横から見たときのシャープさが物足りなくなった」
・「加齢とともに皮膚が薄くなり、触るとコツコツとした硬い軟骨の感触が気になる」
・「左右差が目立ち始め、メイクでもごまかしにくくなってきた」
こうした悩みが生じた場合、耳介軟骨移植の除去・抜去や、耳介軟骨移植の変形修正を検討することになります。しかし、自家組織である軟骨は術後長期間が経過すると周囲の皮下組織や瘢痕と強固に癒着しています。シリコンプロテーゼのようにツルリと簡単に引き抜くことはできず、周囲の組織を傷つけないように慎重に剥離して削り取る高度な技術が必要です。
なお、プロテーゼなどの異物と異なり、耳介軟骨移植は定期的な入れ替えを前提とした手術ではありません。そのため、鼻整形のメンテナンス頻度としては「基本的にトラブルや明らかな不満が出ない限りは一生涯そのままで再手術の必要はない」というのが形成外科の共通認識です。
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