汗をかかない体質に潜む病気の罠!無汗症の危険性と緊急チェック
日本の発汗生理学研究者として世界的な金字塔を打ち立てた久野寧(くの・やす)博士は、かつて人間の体温調節能が全身に分布するエクリン汗腺の緻密な働きによって支えられている事実を解き明かした。成人ひとりの体表には約200万〜500万個のエクリン汗腺が存在し、環境の熱負荷に応じてミリ秒単位で発汗量を制御している。
久野博士の研究以降、現代医学でも汗腺の「能動汗腺数」と発汗機能の連動性が重視されてきた。幼少期の環境要因で休眠状態にある汗腺が多いケースもあるが、大人になってから突如としてエクリン汗腺の分泌機能が停止する場合、汗腺組織そのものの萎縮や免疫学的破壊が疑われる。生理学の原点に立ち返れば、汗を出せない皮膚はラジエーターの壊れたエンジンと何ら変わらない。
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