愛犬の骨関節を守る抱き方とは?獣医師が教えるNg習慣と極意

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日本国内で不動の人気を誇るトイ・プードルをはじめとする超小型犬は、骨格そのものが極めて繊細だ。後肢の関節部が外れやすくなるパテラ(膝蓋骨脱臼)を抱える個体も多く、不安定な姿勢で抱き上げられた際のキックや落下が、脱臼グレードを一気に進行させる引き金になる。一般社団法人ジャパンケネルクラブに登録される人気犬種を見渡しても、小型化が進むほど物理的な衝撃に対するマージンは狭まる傾向にある。

ダックスフントやコーギーのような胴長短足犬種にとっても、不適切なホールドは命取りだ。胸部だけを支えて下半身を宙ぶらりんにすると、テコの原理で腰椎に強烈なモーメントがかかる。「少しの時間だから大丈夫」という油断が、軟骨の摩耗や神経圧迫を着実に進行させていく。愛犬の骨格構造を直視し、その品種特有のリスクを理解することが、適切なハンドリングの第一歩となる。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

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