法肩とは?現場で必須の法面構造や法尻との違い・崩壊対策まで徹底解説
現場で設計図通りの法面を正確に築造するためには、精密な土木工事の法肩測量が不可欠です。通常、基準点からトータルステーションやGNSS(衛星測位)を用いて法肩の位置と標高を割り出し、施工の目印となる「丁張(ちょうはり)」を設置します。
法肩位置に木杭を打ち込み、法勾配に合わせた貫板(スラント)を取り付けることで、重機オペレーターは一目で削るべき・盛るべきラインを把握できます。近年ではICT建機(マシンガイダンス・マシンコントロール)の普及により、3次元設計データを直接重機に読み込ませて法肩ラインをセンチ単位で自動成形するケースも一般的です。
そして、法肩の施工において絶対に省略できないのが法肩排水溝の設置です。法肩の背後にある天端フラット面に降った雨水が斜面へ無秩序に流れ落ちると、表土が瞬く間に削り取られてしまいます(ガリ浸食)。
これを防ぐため、法肩のエッジからわずかにバックした位置にコンクリート製のU字溝やアスファルト盛土による導水堤を設け、天端の雨水を確実に集水して縦排水溝へと流す排水計画が安全基準として義務付けられています。
タグ:
https://aitraining.bnsf.com/mefcgejc/8616908/