年齢の「満」とは?誕生日前に年をとる法律の罠と正しい計算方法
年齢計算のルールを規定した法律の歴史を遡ると、今から120年以上前、明治天皇の時代に公布された法令にたどり着く。明治35年(1902年)に制定された「年齢計算ニ関スル法律」である。
この法律は、わずか2条からなる極めて短い文面で構成されている。第1項には「年齢ハ出生ノ日ヨリ之ヲ計算ス」、第2項には「民法第138条(現143条)ノ規定ハ年齢ノ計算ニ之ヲ準用ス」と記されている。要するに、「生まれた当日を起算日とし、期間の計算は民法に従う」ということだ。
当時は数え年が一般的だったため、西洋的な満年齢の導入にあたって法律上の明確な基準を設ける必要があった。明治期に整備されたこの極小の法律が、令和のデジタル社会となった現在でも、法廷や行政の場でそのまま効力を持ち続けている点は興味深い。
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