レジ袋有料化の真実と盲点:最新検証データが明かす消費の変容
制度導入の最大の目的に掲げられていたのは、世界的な課題である海洋プラスチックごみ問題の解決と、焼却処理時に発生する温室効果ガスを削減した脱炭素社会の実現であった。環境省と経済産業省が共同でまとめた最新の調査報告書によれば、主要なスーパーや量販店におけるレジ袋の辞退率は8割を超えて高止まりしており、量ベースでのレジ袋削減効果は確実に達成されたと評価されている。
しかし、統計の表面的な数字だけでは見えてこない「見落とされた盲点」も存在する。レジ袋そのものの排出量は大幅に減った一方で、家庭内でゴミ箱のインナーバッグとして重宝されていたレジ袋の代用品として、市販されている厚手のポリ袋やロール状の使い捨てプラスチック袋を別途購入する消費者が急増した。プラスチック資源循環促進法の理念が唱える「真の資源循環」という観点から見れば、社会全体でのプラスチック使用削減幅は、初期の楽観的な予測よりも限定的なものにとどまっているという指摘が専門家から上がっている。
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