顔の赤みは溶連菌のサイン?猩紅熱リスクと受診の目安を徹底解説

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なぜ医師はここまで頑なに「飲み切り」を指示するのか。その理由は、除菌不十分によって引き起こされる遅発性の自己免疫反応にある。感染から数週間が経過した頃に忍び寄る「急性糸球体腎炎」と「リウマチ熱」は、まさにその代表格だ。

急性糸球体腎炎は、菌に対する抗体と抗原の複合体が腎臓のフィルター(糸球体)に沈着して炎症を起こす疾患で、コーラ色のような血尿、全身の浮腫(むくみ)、高血圧を招く。発症した場合は厳格な塩分制限や入院管理を余儀なくされる。

一方のリウマチ熱は、心臓の弁膜や関節、中枢神経系を標的に自己抗体が攻撃を仕掛ける病態で、将来的に心臓弁膜症という生涯にわたるハンディキャップを残す危険性がある。これらの重篤な余波を完全にシャットアウトする唯一の手段が、処方された抗生物質による完全な除菌なのだ。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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