平成から令和へ続くポピュリズムの系譜:小池百合子と小泉純一郎が日本政治に打ち込んだ「毒と薬」の正体
2000年代初頭、永田町を襲った旋風の中心には常に小泉純一郎がいた。「自民党をぶっ壊す」というフレーズ一つで世論を味方に付け、派閥政治の解体を推し進めたその姿は、当時テレビキャスターから政治家に転身していた小池百合子の目にどう映っていたのか。彼女は単なる傍観者ではなかった。小泉政権下で環境相として抜擢された小池は、「クールビズ」の展開で見事な広報手腕を発揮し、政権の顔として自らの存在感を急速に高めていった。
言葉の削ぎ落とし方、メディアを味方につける間の取り方。小池が小泉から吸収したのは、単なる政策の知識ではなく、「世論を味方につけた者が勝つ」という冷徹な権力闘争の極意だった。この時期に養われた勘と勝負強さが、後に自民党本部の意向を完全に無視して出馬した東京都知事選での大逆転劇へとつながっていく。
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