Dsとゲームボーイの父・岡田悟が明かす任天堂ハード秘話と新構想
岡田の技術的執念は、2004年に登場した『ニンテンドーDS』で再び極限の試練を迎える。当時の社長・山内溥から突如として下された「画面を2つにしろ」という至上命令。現場の統括役であった岡田は、最初そのアイデアに真っ向から反対したという。
視野が分断され、コストも跳ね上がる――工学的な合理性を重んじる岡田にとって、2画面化は無謀なギャンブルに見えた。だが、経営判断として方針が決定するや否や、岡田は即座に思考を切り替えた。タッチパネルの感度調整、下画面の視野角の最適化、持ちやすさと折りたたみ構造のヒンジ強度。あらゆる課題を圧倒的な技術力でクリアし、2画面を単なるギミックから直感的なインターフェースへと昇華させたのだ。
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