バーバリーブラックレーベル消滅の真相|三陽商会の現在と後継の全貌
バーバリー・ブラックレーベルが日本の店頭から姿を消した直接の要因は、製造・販売を担っていた大手アパレル企業・三陽商会と英国バーバリー本社のライセンス契約満了です。単なる業績不振による撤退ではなく、グローバル戦略の転換に伴う計画的なブランド回収でした。
1970年代から長きにわたりライセンス提携を結んでいた三陽商会は、1998年に日本独自規格として「バーバリー・ブラックレーベル」を立ち上げました。英国本国のクラシックで高価格なイメージを、日本の20代〜30代向けにスタイリッシュかつ手の届きやすい価格帯へ再構築し、爆発的な大ヒットを記録したのです。
しかし、2000年代後半から英バーバリー本社は、全世界でライセンス生産を廃止し、自社直営によるラグジュアリー路線への回帰を進めました。世界中でブランド価値を統一し、高価格帯のハイブランドとして君臨するためには、日本市場限定で比較的安価に大量流通していたブラックレーベルの存在が障壁となったのです。契約延長交渉の末、2015年6月末をもってライセンス契約は完全終了を迎え、日本独自レーベルの歴史に幕が下ろされました。
タグ:
https://aitraining.bnsf.com/aanbdolb/9788397/