羽生結弦の「105日婚」が暴いた報道の狂気——あれから数年、私生活を失ったスターと試されるメディアの品格
あの日、世界中のファンを驚かせた結婚発表において、羽生結弦は相手の氏名やプロフィールを一切明かさなかった。それは、アスリートとして、そして一人の人間としてパートナーの安全と生活を守るための最大限の配慮だった。しかし、その「隠す」姿勢がかえって一部メディアやネット上の“特定班”の探求心に火をつけてしまうという皮肉な結果を生んだ。
地方紙によるローカルタレントの過去記事掘り起こしから始まり、SNS上での断片的な情報のつぎはぎ、さらには実家周辺での張り込みや車での追跡行為までエスカレートしていった。連日くり広げられた加熱取材は、もはや報道の自由の範囲を大きく逸脱し、人権侵害の域に達していたと言わざるを得ない。
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