400年の底ザラメに宿る職人魂!福砂屋カステラと限定キューブ
長崎の地に根付く異国情緒の象徴であり、ポルトガル人から伝来した南蛮菓子を起源とする長崎カステラ。その始祖として歴史を切り拓いたのが福砂屋初代 喜助である。長崎県長崎市船大工町に佇む重厚な本店には、今も創業時からの熱気が息づく。
多くの製菓現場がオートメーション化へ舵を切る中、株式会社福砂屋は「一人一貫製造」を頑として崩さない。特筆すべきは、卵白を手作業で泡立ててから卵黄と砂糖を合わせる「別立法(べつだてほう)」という極めて高度な技法だ。季節やその日の気温、湿度に応じて泡立ての強弱を微細にコントロールする職人の指先は、さながら精密なセンサーである。
そして、誰もが魅了される「底ザラメ」。これは意図して底に砂糖を敷き詰めているのではない。職人が生地を撹拌する際、ザラメ糖の角を適度に残しながら生地のなかに沈ませていくという、神業のような力加減によって生み出される。焼き上がりの熱で溶けきらずに残ったザラメの結晶こそ、熟練の職人が生地と対話した動かぬ証拠なのだ。
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