小鼻のしつこい赤みと皮剥けはなぜ治らない?専門医の最新知見
日本皮膚科学会が更新を重ねる診療指針においても、小鼻の脂漏性皮膚炎に対する治療戦略は「菌のコントロール」と「皮脂環境の正常化」の二軸に集約される。治らないと嘆く人の大半は、保湿のやりすぎか洗浄のやりすぎという両極端の過ちを犯している。
第一優先は、マラセチアの活動を兵糧攻めにすることだ。朝晩の洗顔では、皮脂を落とそうとスクラブや強いクレンジングオイルを使ってはならない。アミノ酸系や低刺激性の洗顔料をしっかり泡立て、小鼻の窪みに泡を乗せて転がすように10秒から15秒程度なじませるだけで十分だ。32度前後のぬるま湯で完全にすすぎ落とす。
洗顔直後のスキンケア設計も勝敗を分ける。原因菌のエサとなるオレイン酸や高級脂肪酸を多く含む油分リッチな乳液、バーム、植物性オイルは小鼻周辺に一切塗布しない。水分保持力を高めるヒト型セラミドやヒアルロン酸、皮脂抑制作用を持つナイアシンアミドを配合したジェルや軽快なローションで水分のみを補うのが、皮膚科専門医が口を揃える鉄則である。
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