マダニの頭が残った画像と症例に学ぶ!無理な除去が招く危険と対処法

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実際の臨床データベースや医療現場で共有される症例画像を確認すると、自力除去を試みた患者の皮膚には痛々しい痕跡が刻まれている。中央に1〜2ミリほどの黒褐色のかさぶた状の肉芽が残り、その周囲が真っ赤に腫れ上がっているケースが大半だ。これらはすべて、無理な自力除去が引き起こした二次被害の典型例である。

代表的なNG行動として真っ先に挙げられるのが、家庭用のピンセットで虫の胴体を押し潰しながら引っ張る行為だ。胴体を強く圧迫すると、マダニの消化管内に含まれる病原体や病原ウイルスを含んだ唾液が一気に人間の皮下組織へと逆流・注入されてしまう。また、アルコールやタバコの火、ハッカ油などを吹きかけて虫を落とそうとする処置も危険を伴う。化学的・熱的刺激を受けた虫が死滅する直前に、大量の唾液を吐き出すリスクが高いからだ。

皮膚に残った頭部は異物反応を引き起こし、数週間から数ヶ月にわたって頑固な結節(皮下のかたまり)や慢性的な肉芽腫を形成する。爪で掻き出そうとして二次感染を引き起こし、化膿させて皮膚科へ駆け込む患者は後を絶たない。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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