小鼻のしつこい赤みと皮剥けはなぜ治らない?専門医の最新知見
日本臨床皮膚科医会の調査や、医師専用コミュニティサイト「m3.com」で交わされる臨床医のディスカッションでも、患者の誤ったセルフケアによる難治化が頻繁に議題に上がる。特に「皮が剥けているから極度に乾燥している」と誤認し、ワセリンやフェイスオイルで小鼻を密封してしまうケースが最悪のシナリオを招く。
油分による密閉は、好脂性であるマラセチアに格好の栄養源と繁殖空間を提供するに等しい。また、毛穴パックやピンセットで角栓を無理やり引き抜く行為は、角質層に微小な傷を作り、真菌の侵入と炎症の波及を後押ししてしまう。
「清潔にしようとして1日に何度も洗顔料を使う行為も、必要なバリア脂質を奪い、代償として皮脂腺からの過剰分泌を招くリバウンド現象を引き起こします」と都内の皮膚科医は指摘する。自己流の足し算ケアを止め、引き算の論理で肌の静穏化を図ることが脱出への第一歩となる。
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