インフル後の止まらない咳の正体とは?咳喘息のサインと専門医の対処法
インフルエンザ回復後も咳が止まらない原因の多くは感染後咳嗽だが、3週間以上続く場合は「咳喘息」や二次性の細菌性肺炎といった合併症への移行を強く疑う必要がある。咳喘息は喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒューという音)や呼吸困難を伴わないものの、夜間や早朝に激しい空咳が続くのが特徴だ。適切な抗炎症治療を受けずに放置すると、およそ3割の患者が本格的な気管支喘息へと進行してしまうことが臨床データから明らかになっている。
医療従事者向けポータル大手のエムスリーなどで共有されている2026年最新の診療知見では、感染後の遷延性咳嗽に対して早期から吸入ステロイド薬やロイコトリエン受容体拮抗薬を適切に導入するプロトコルが重視されている。単なる「風邪のぶり返し」と侮り、気道の炎症を長期間放置することは、気道壁が厚く硬くなるリモデリング(不可逆的な構造変化)を引き起こす危険性をはらんでいる。
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